とぺ子の犬小屋

きままにゆるゆる。青い鳥の俗世から離れた犬の隠れ家です。

【DX3rd】02/12「潔白証明のブラッドリブラ」【卓感想】

志樹さんとのうちよそクロス2回目!
昨年年末、卓納めに「Hello #End World」を回していただいたお礼に 今度は私がGMをしました!いつ以来でしょうか……とにかく久しぶりということだけは自覚しています。

それはそうとして、ダブルクロスのタイマンシナリオのGMは初めてです。
最近、備忘録の冒頭で初めてや2回目という言葉をよく使っている印象がありますね…!
それだけ新たな試みが多いということなのでしょう。そういうことにしておきます。

以下、感想になります。
シナリオのネタバレを含みますので、未通過の方はご注意ください。
※「Hello #End World!」のネタバレも含みます!ご注意!!

シナリオ概要

今回通過したのはヒワダ ヤルコさん作「潔白証明のブラッドリブラ」。
「Hello #End World」の指定HOにより、UGNチルドレン×レネゲイドビーイングという少々特殊な組み合わせのため、ワークス指定がないこちらのシナリオを選ばせていただきました。

トレーラーはこちら。

無為なき標は一縷の祈り
慈悲なく秤はひとり傾く

ある日、UGN内部に衝撃が走る。
UGN本部の重役がとあるオーヴァードによって殺害されたというのだ。
容疑者となり、処断を待つ身となったあわれな罪人は──あなたの××だった。

高邁な理想に旗幟きしは立ち
全ての錯誤は真へと至る

ダブルクロスThe 3rd Edition
『潔白証明のブラッドリブラ』

──ダブルクロス、それは裏切りを意味する言葉。

クトゥルフ神話TRPGによく見るエモいシナリオの影響か、個人的にタイマンシナリオは茶番多めや自己犠牲の印象が強いです。こちらのシナリオはタイマンならではのGMPCとPCの関係性を描きつつ、しっかりとダブルクロスの雰囲気を楽しめるところがポイント。
GMPCがPCを庇って自己犠牲をするわけではなく、本当に事件に巻き込まれてっていうところも個人的にはとても好きです。相手のことが大好きだからって死ねばいいってもんじゃないんです。相手のことが好きなら死なないで一緒に生きてください。

大筋は「冤罪を掛けられたGMPCが遺産の効果で誰にも信じてもらえなくなる」というものなのですが、その中でただ一人PCだけがGMPCのことを信じられるって言うのも良いですよね…! その冤罪を晴らすために奔走するわけです。

最後にどちらが死ぬかとか、死なないとどうにもならない展開よりも、たった一人でも相手のためにどこまでも頑張る話が好きです。お互いの生死が関わるような事件はたまにでいいんです。たまにだからこそ、クリティカルヒットするんです! (力説)

ダブルクロスのタイマンが気になる! ちょっとコアなワークスだけど継続がしたい! タイマンでもちゃんとダブルクロスがしたい! そんな方にぜひおすすめしたい一本です。

参加メンバー

GM:とぺ子
久しぶり過ぎてガバガバでした。本当にすみません。穴があったら入りたいです。
レギュレーション告知時に秘匿HOを渡し忘れるGMがおりますでしょうか?
他でもない、僕です。
幸いにもキャラクター設定や情報に支障が出るものというよりは切り札となるリソースのため、シナリオ開始直後の配布で事なきを得たわけですが、これが設定に関わるものだったらと思うとぞっとしますね…。
対策としては事前にシナリオをちゃんと読み込むことでしょうか。
全体的に準備を早めに終わらせるって言うのが一番ですね…!

GMPC:四十崎あいさき 静馬しずま
僕のキャラです。善人みたいな人柄の暗殺者。
殺しの才能がありながら戦いたくないというタイプですね。純粋培養のUGNチルドレンでもないので、平凡に憧れています。日常を大事に思うタイプの真っ当な青少年です。

白鷺ちゃんとは平行世界で出会ってから、こっそり自分の部屋で匿っていたりします。
今回は部屋の主である静馬が部屋に戻ってこないところを不審に思うところから、シナリオが始まりました。
きっと白鷺ちゃんがチルドレンだったら殉職の可能性が頭をよぎりそうですが、元平行世界のレネビということで、何で帰ってこないのかと素直に思って貰えてありがたかったです!

静馬自身、チルドレンとしての活動に後ろめたさを感じているため、今回のような冤罪だったりというのはとても相性が良いと思います。
そのうえ、遺産やEロイスの効果で自分すらも信じられないわけですからね…。冤罪ってわかってたらちゃんと抗ったりと信念はある方ですが、その確証が得られなければ自罰的な方向に働くでしょう。
今回は白鷺ちゃんがしっかりと冤罪と主張してくれたこともあり、白鷺ちゃんのことを信じることで婉曲的に自分を信じることができました。真が強いヒロインっていいですね…。大好きです。

データ構成的には、オルクスピュアの《ダンシングシミター》型。《妖精の手》もあるので、NPCにももってこいです。タイマンですからね、この辺は実はデータ組むときから考慮していましたとも。
今回はPCではなく、NPCにも近しいのでこの程度で…。いずれPCすることがあれば改めてコンセプト等をまとめたいと思います。

PC:白鷺はくろ(PL:志樹さん)
平行世界のレネゲイドビーイング。元の世界でとんでもない実験に利用され、終末世界に独り取り残されていたところを、偶然平行世界に迷い込んだ静馬によって彼の世界に連れて来られました。
純真無垢で芯が強いヒロイン。自分のしたことやその被害についてしっかりと受け止めており、人間の物差しで考えて心を痛める辺りが本当に光ですね…!
こういう子に業を背負わせるのって、心に消えない傷が残るので良くないと思うんですよ。それはそうとして、個人的には大好きです。タイマンならなお良しです。

先述の通り、芯が強い白鷺ちゃん。周りが何といおうと最後まで静馬のことを信じてくれる辺り、本当にこのシナリオに来ていただけて良かったと思います。我が選択に一片の悔いなし。
もうね、どこから見ても噓を吐くような子じゃないですし、優しい嘘よりもちゃんと真実を継げてくれるタイプだと思うので、静馬からの信頼も厚いです。
情報収集で確信を得る前から信じてくれることがどれだけありがたいことか…。性格だけで見れば殺人なんてしなさそうですが、殺人適性のある能力をしているので、悩まれてもおかしくなかったです、正直。
本当に静馬が手にかけていたとしても、このシナリオとまったく同じムーブをする気がするので、真偽の判別が困難を極めそうです。今回は冤罪でしたが、次回があれば…どうなるでしょうか。その時の白鷺ちゃんが何を信じるのかも楽しみです。

前回はGMPCだった白鷺ちゃん。今回初PCということで支援型からリビルドを経てアタッカーとして再臨しました。
設定としては平行世界ではオリジン:サイバーだったものの、静馬の世界に来てレネゲイドがオリジン:ヒューマンに変質したということで、元サイバーをしっかりと生かしたブラックドッグの雷系RCアタッカーです。
安定した命中率と安心感のある攻撃力でしっかりと敵を薙ぎ払ってくれました。

感想

白鷺ちゃん可愛いの一言に尽きますね。正統派ヒロイン万歳。
シナリオ序盤で、静馬の冤罪を信じる女性NPCと白鷺ちゃんが話すシーンがあるのですが、無自覚で嫉妬してる辺りも本当に可愛かったです。愛おしいですよね、こういう子。
最終的にその女性NPCもエネミーの影響を受けて、あっさりと手のひらを反すので正ヒロインは白鷺ちゃんだけです。ご安心ください。

あとは、クライマックスで件の遺産と対話が出来るのですが、白鷺ちゃんがレネゲイドビーイングということで本筋とはまた違った視点で掛け合いができたのも楽しかったです。
本来は人間に説く形では話が進むのですが、今回の遺産も白鷺ちゃんも人類に脅威をもたらす能力を秘めたレネゲイドビーイングという共通項もあったので、今回は共感や意見を求めるようなスタンスになりました。
シナリオの筋を追うのももちろん良いのですが、その卓ならではの要素があるのが個人的には好きです。

戦闘直後のエンディングでも思うのですが、散々エモいシーンをしておきながらお互い無自覚ですれ違ってるの本当に…。
これはこれでもどかしさを楽しめるのですが、その反面はよ気付けという気持ちが顔を出し……、二人が抱いてる気持ちを自覚するのはいつになるんでしょうね…!
まだ当分先だとは思いますが、ひとまずは次のシナリオまで穏やかな日常を過ごしてもらえたらと思います。

最後に

ダブルクロスのタイマンって、クトゥルフ神話TRPGほど自己犠牲っぽさが無くて個人的には好きだなぁと思いながら回していました。やっぱり、逆境で諦めずに努力する姿って良いですよね。
余りにも理不尽でなければ、バッドエンド・メリーバッドエンドも美味しいのですが、どん底まで落ちてから掴みに行くハッピーエンドが一番好きです。どん底まで落ちるからこそ、幸せになって欲しいという思いも芽生えるもの……。
幸せになれたら拍手なのですが、足掻いた結果で幸せを掴んだのならスタンディングオベーションです。喝采ですね。

ただ、タイマンだと戦闘バランス…もはやバランスというのかも危ういですが、エネミーデータや戦闘ギミック等は今までの肌感覚とは変わりそうな気がするので、そこはもう少し勉強したいと思います。何ごとも経験が一番ですね。修行します。

ガバガバなGMに最後までお付き合いいただいた志樹さん。
同卓ありがとうございました!

【DX3rd】02/24「潮騒が呼んでいる」【卓感想】

ダブルクロスクトゥルフ神話がコラボしたシステム内最新のステージ、“クロウリングケイオス”で遊んできました。昨年「インキュベーターの楔」を回していただいたときが初めてで、今回は2回目。
まだまだルールがふわふわなので、同卓者さんにたくさん支えていただきました。
世界観もルールも固有色が強く…。慣れ親しんだダブルクロスでも、もはや別ゲーです。

以下、感想になります。
シナリオのネタバレを含みますので、未通過の方はご注意ください。

シナリオ概要

今回通過したのはクロウリングケイオスに掲載の公式シナリオ「潮騒が呼んでいる」。
掲載されている一番目のシナリオですが、回るのは二番目になりました。

トレーラーはこちら。

 "海が呼んでいる"
 それが、消えた少女の残した最後の言葉だった。

 D市を覆う乳白色の霧は町を錆色に染め、寄せては返す潮の香りが断罪を告げる。
星々が輝く空に人々は救いを求めて祈るが、それに答えるのは寒々しい銀河に響き渡るあの悍ましき神々の嘲笑だけだ。

 運命、狂気、あるいは単なる愚かさに導かれるようにして、オーヴァードたちはD市の地下に眠る古代墓へと挑む。

ダブルクロス The 3rd Edition 『潮騒が呼んでいる』
ダブルクロス――それは裏切りを意味する言葉

内容は本当にそのままクトゥルフ神話TRPGのシナリオをダブルクロスにコンバートした感じでした。
物語の構造が違うこともあり、やはり普段のダブルクロスとは毛色が違いますね…!ヒロインと接することができるのがOPの次はクライマックスというところが新鮮でした。
クトゥルフ神話TRPGからダブルクロスに移った場合はああ~となる部分ですが、元々ダブルクロスを遊んでいた人たちが同じ感覚で行くと物足りなさを感じることもありそうです。
その辺は棲み分けって感じになりそうですね…!

参加メンバー

GM:たっつんさん
今回はたっつんさんにGMをしていただきました。
思えば、ダブルクロスを回してもらうのは初めてな気もします。人物の描写が上手い方なので、NPCが生き生きとしていたのが印象的でした。
加えて、PC達の行動に対する演出の変更などささやかな機転が素敵でしたね。イシさんPCの村雨さんが護符の儀式に失敗しても、失敗したので終わりではなく不格好な護符として描写したりと、行動としてしっかり捉えられているのが傍目に見ていても良いと思いました。
戦闘処理もさすがのベテラン。サクサクと処理していただけてとても頼もしかったです。むしろ、手間取ったのはPCたちの方でしたね…!笑

PC①:瑞谷みずたに 次春つぐはる (PL:まきさん)
病弱ゆえに入退院を繰り返す高校生であるまきさんのPC。とても病弱とは思えない火力が今でも脳裏に焼き付いています。とんでもなかった。

全体を通して大人しい青年という印象だったのですがヒロインの津奈木 楓ちゃんがいなくなった時には急いで探しに向かったりと情の深さも垣間見えました。普段お世話になっている分。今度は自分がっていうスタンスも良いですね…!

戦闘面ではPT中、ただ一人のアタッカー。初めは火力が欲しいと言っておりましたが、最終的にはイシさんPCの村雨さんと融合して完成するとんでもない怪物になりました。
装甲無視、ガード不可のシーン攻撃は瑞谷くん&村雨さんだけで163点。支援込みで195点になりました。そこに、あまねさんPCの紫翠ちゃんの輝くトラペゾヘドロンが乗り、ボスには215点を叩きつける結果に。アザトースシンドロームもないのに神話生物級の火力でしたね、恐ろしや…。ゾスの落とし子をワンパンで落とす一撃は天晴でした。

PC②:天ケ瀬あまがせ 紫翠しすい (PL:あまねさん)
この世界のUGNには珍しい素直で真面目なチルドレン。やはり、UGNの信用が地の底まで落ちていることもあり、良い子とは貴重だと思います。眩しさが違いました。
事件解決のために一生懸命動いてくれるので、支部長としてもRPがしやすかったです。感謝…!

戦闘面では一緒に頭を抱えたのを覚えています。シーン攻撃もあり、高火力もいるので必須の役割はない以上何をして遊ぶかということでね…。ダブルクロスでこんな悩みを抱く日が来るとは思ってもいませんでした。
紫翠ちゃんの答えは博打回避型。《フェイトディストーション》なるアザトースのエフェクトで遊ぼう!という感じでした。さすがギャンブラーあまねさん。出目が瀕死の私にはできない発想です。
今回はボスが一瞬で塵と化したので、シナリオ終了後に別シナリオでのリベンジが決定しました。紫翠ちゃんの明日やいかに…!

PC③:朝比奈あさひな 小夜さよ (PL:とぺ子)
僕のPCです。信頼が失墜したクロウリングケイオス世界のUGN支部長。オーヴァード・人間問わず死を悼むことができる常識人だと思っています。
ちゃんと真面目に任務に取り組む模範的スタイル、スタンダードな支部長ですね。余計なクセとかないタイプの人間です。

戦闘面では支援屋でした。瑞谷くんと村雨さんのビルドを見てからデータを考えたのですが、やることないよぉ~と思いつつ、あの二人がどこまで伸びるのか……その限界に挑戦するための専用支援を考えました。
《常勝の天才》を最大限に生かすための再行動や、村雨さんの《雷鳴の申し子》を二回打つための蘇生エフェクトなど120%エフェクト盛りだくさんで、なかなかやばい構成でした。
結果的にエネミーデータに救われ、使用することはなかったので綺麗に帰還。
紫翠ちゃんリベンジ&次回HOもPC③ということで、支部長もセットで続投が決定!
次回は汎用性を考慮しつつ、リビルドします。

PC④:村雨むらさめ 和泉いずみ (PL:イシさん)
常識でありながら、陰のあるジャーナリスト。イシさんのPCは宿命なのか、イシさんがそういうHOに惹かれてしまうのか不遇なイメージがあります。
今回も開幕でシナリオNPCの嘉村祇が退場するという心苦しいOPを迎えており、村雨さんが彼に渡した不格好な護符が余計に哀愁を感じました。どうしてこんなことに…。

戦闘面ではコードネーム“破滅呼ぶ魔剣ダブル=エッジ”の名の通り、とんでもない性能を誇りました。
《異形の刻印》にエンブレムの「適合体」を合わせたトンデモHPをカバーリングで溶かして、《雷鳴の申し子》で火力に変える……確かにこんな圧倒的パワーみたいな武器があったら破滅を呼ぶと思います。
《融合》が前提とはいえ、人を守りつつ火力を出せるのってやっぱり美味しいですね…。リソースを守ってもらえた感謝はもちろん、設定にも噛み合っており良いなぁと思いました。
人柄的には真面目な良い人なのでこれ以上の破滅がないことを祈りたいです。

感想

ヒロインを救出に向かいつつ、邪神の復活を阻止したりとクトゥルフ神話的には王道的なシナリオですが、トンデモデータの数々に戦闘面の印象がかなり色濃く残っています。
メンバー紹介でも語りましたが、クライマックス戦闘は一瞬でした。シーン攻撃で超火力ともなれば無理もないです。RTAかな?
それよりも苦戦したのはミドル戦闘。中々珍しいと思うのですが、ミドル戦闘は2回。
そのどちらとも辛酸を舐めましたね。
データを組むときに散々「やることないってぇ~」とか言っていたのですが、ミドル戦闘のことを完全に失念していました。

1回目は浮遊するポリプ戦。
初めは瑞谷くんの攻撃+誰かの《常勝の天才》パンチでなんとかなると信じていました。
結果的に5ラウンドくらいやってたんじゃないでしょうか…。パンチが恐ろしいほど当たらない上に、瑞谷くんのダイスが振るわない女神の悪戯により、戦場は地獄絵図。
「エントランスを縦横無尽に飛び回るポリプ」や「素手では捉えられない!」など、参加者たちのコメントに大爆笑でした。
素手で殴りかかってくるものの、一撃も与えられない矮小な人間には目もくれず、瑞谷くんしか見ていないポリプも空気を読んでいましたね…。
後にも先にもこんな体験はないと思います。ないことを祈りたい。もうやりたくないです。

2回目はグール戦。華麗に避ける村雨さんや紫翠ちゃんの拳がヒットしたりと、1戦目よりははるかに良かった気もしますが……こちらもなかなか泥仕合でした。
ミドル戦闘でロイスを切り振り足しで倒すような局面なんて、なかなか無いと思います。
グール戦でこんなにダイスで一喜一憂するなんて思ってもみませんでした。
正直、瑞谷くんの攻撃のコスパが悪かったら積んでたと思います。本当に感謝しかありません。

結論、アタッカーは最低でも2人は必要! 素手なんて当てになりません!
いい教訓になりました。

最後に

とんでもなくカオスでした。真っ当なシナリオのはずなのにどうしてこんなことに…。
それはそうとして、ダイスの結果でわちゃわちゃするのはやっぱり楽しいですね!TRPGの醍醐味だと思います。
とはいえ、今後はこんな真似をしないよう今回の件は教訓にしたいと思います。やることない!って思っても、しっかりと周りを見るのじゃ…。
愚かすぎるPT相手に最後までシナリオを回してくださったたっつんさん、ダイスに恵まれない中最後まで共闘してくださったあまねさん、イシさん、まきさん。
同卓ありがとうございました!

【閲覧推奨】犬小屋について

新年明けましておめでとうございました。明けてから既に約2か月が経過しています。
1/14に内容だけ作成して、公開を忘れていた愚か者がここにおりました。
記事の管理画面にないなぁと思っていたのですが、公開していないので当たり前です。

今さら感満載ですっかり遅くなってしまいましたが、2024年の抱負のひとつ「卓感想を書こう」を実現すべく、2年前に作って墓場と化していたはてなブログが再始動しています。
きっと埃と蜘蛛の巣にまみれた犬小屋になっていたことでしょう…。そのうえ、過去の感想見たら長いのなんの…。

今回からは継続を目標に無理なく書くことを目指しつつ、気分で書いていきたいと思います。そのため十中八九、文字数ムラが発生しますが、その日の気分でゆるっと書いているので、感想の長さ=シナリオの楽しさではないです!
(プレイ当日に書けないこととか、もはや多くを語るまいとなることも…。)

深いことを考えず、ゆるっと見てもらえたら幸いです。
今度こそ埃を積もらせないように頑張ります。

注意事項

ここに書いてあるものは、あくまでも個人の感想です!
シナリオ制作者や同卓者の意図や、世間一般の認識とは異なっていることもあります。
「ほーん。とぺ子、こんなこと思ってたんだ」くらいのノリで見てください。

同卓者の皆様へ
・情報に誤りがある
・とぺ子が解釈違いしている
・感想に不快な内容がある

上記に当てはまるものがあれば、ご指摘いただければ修正させていただきます。
お手数ですが、DMにてご連絡をお願いいたします…!

【DX3rd】02/23「星屑メテオリーテ」【卓感想】

通過済みにも関わらず感想が書けていなかった第2弾。
実際に回ったのは2/23だったりします。

HOのインパクトがすごく、第一印象がすさまじかったのは今も鮮明に覚えています。
この先、このHOを超える衝撃はあるのでしょうか…。

以下、感想になります。
シナリオのネタバレを含みますので、未通過の方はご注意ください。

シナリオ概要

今回通過したのは甘味屋さん作「星屑メテオリーテ」。
ダブルクロスでも珍しい、宇宙を舞台にしたシナリオです。

PC①が人間なのはわかります。
特筆すべきはPC②。隕石ってなんだ、隕石って…!!(困惑)
このシナリオに決まった時のGMの「みんなで隕石になりましょう」の発言から、HOが決まってからのPC②のPL達から飛び出す「隕石になる」発言で大爆笑しました。パワーワードが過ぎると思います。マジで。

内容もぶっ飛んでいるかと思いきや、ギャグシでもなくしっかりとしたお話でした。
地上から1,000km地点にある低軌道ステーションで臨時職員として働くPC①の元に隕石として衝突してきたレネゲイドビーイングのPC②。初めは保護と監視の名目で行動を共にしていたものの次第に絆を育み、地球に迫る危機に立ち向かうお話。異種族交流良いですよね!幼き日に見たE.T.を思い出してわくわくしてました。

今回のセッションは19時より開始したものの、アフタートーク込みでも日を跨ぐこともなく23時前には終わりました。バディシナリオってライトなんですね…!時間的にさっくりしているのに、たくさんRPもできるのはありがたい限りです。
今回もIAガチャによる縛りプレイは健在です。これがまた波乱を引き起こすわけですが…。詳細は下記にてご紹介していきます。

参加メンバー

GM:瀬名このはさん
ブルペンデュラムといえばこのお方。2回目のお世話になってきました。
前回は模範的な上手さというか、安心感のあるマスタリングが印象的でしたが、今回はPCに合わせたアドリブがちらほらと顔をのぞかせてきました。あまりにもさらっと改変を入れてきたので、一瞬そういう筋なのかと思いましたが、そんなことはありませんでした。
瀬名さんのお茶目な一面が垣間見えましたね…!

加えて、今回は夜の部ということで、私の方から「日跨ぎはしないでいただけると…」と事前にお願いしていたのですが、杞憂に終わるくらいきちんと収めてくれました。
今回新たに気がついたのですが、瀬名さんの卓はテンポ感の良さも魅力です。
GMでやりがちなのが、RP長引き問題。良い感じにシーンを切れない芸人です。どうしてもね、RP見たくなっちゃうんですよね…。(言い訳)
その掛け合いの合間を見計らってシーンを切り、次に繋げるのがうまいのが瀬名さんです。今後の卓の中でぜひ学ばせてもらいたいと思います…!

PC①:荒瀬あらせ 大地だいち (PL:とぺ子)
僕のPCです。今のところ連続でPC①を決めてます。
確率は1/2なので、2回目くらいじゃそんなものかもしれません。

元刑事で今はフリーランスとして活動しているおじさんです。のらりくらりとしつつも常識のある男性ということで、トラブルにも比較的冷静に対応していたと思います。

今回、HOにてPC②の容姿はPC①の大切な人によく似ているという指定がありました。大切な人と言われれば真っ先に浮かぶのは恋人。そのほか、家族や親友などもあるでしょう。
ダブルクロスは指定HOに学生がありがちです。今回は貴重な指定なしのHO。せっかくなので、自分の中でも新鮮なことがしたいと考えてました。
相方の志樹さんとも相談した結果、選ばれたのは親子。エネミーではよく見かけると思うのですが、PCではなかなか見ないと思うんですよね。志樹さんには息子に似たレネゲイドビーイングをやってもらい、僕は初のパパPCをやることにしました。

奥さんに愛想をつかされたシングルファザーで息子のことを溺愛しています。そんな愛しい息子がクリスマスにサンタさんに願ったのは「弟か妹が欲しい」でした。独り身のパパにはどうしようもなりません。そんなとき、息子によく似たPC②と出会うことになります。受け入れの準備も万端です。

そしてデータの方ですが、今回も縛りプレイやってます。
お題は「春日プラン」。名前通り、春日恭二のリレーションアイテムです。
このアイテムのおかげで、行動値や攻撃力が上がります。だったら実用範囲内で行くとことまで上げようということで、感覚10の高速おじさんになりました。その高い感覚を最大限に生かすべく、攻撃スタイルは射撃型。火力も全て感覚参照にしました。行動値にも感覚を使用するので、これはもう感覚を使い尽くせたのではないでしょうか。
コスパもそこそこという感じだったのですが、登場ダイスの出目が悪すぎて最後は侵蝕率的に瀕死。3倍振りでの帰還にはなったものの、ちゃんと貢献できる仕上がりになってよかったです。

肝心の行動値はエネミーすらも抜き去ることができました。春日プランが無かったら抜けないエネミーもいたので、春日様々です。ありがとう、春日…そして「春日プラン」を引いてくれた志樹さん。

おじさんも前回の自PCよろしく、汎用性が高いのでどこでも行けそうです。トループ駆除の《ジェノサイドモード》の活躍の機会がなさそうですが、Lv1なのでフレーバーとして許してもらえるでしょう。機会があればどこかのシナリオに連れていけたらと思います。

PC:そら
(PL:志樹さん)

最愛の息子(の見た目をしたレネゲイドビーイング)である志樹さんのPC。幼く可愛らしい容姿とは裏腹に達観した物言いがギャップを感じました。

志樹さんの人外もといレネゲイドビーイングキャラとご一緒するのは3人目でしょうか。今までの子が好奇心や感情が見える分、淡々とした子は初めてな気がしてなかなかに新鮮でした!
それでも人間に対しては友好的で、彼を犠牲に地球を危機から救うという低軌道ステーションの所長の話にも仕方がないと肯定する一面を見せます。僕がレネゲイドビーイングなら肯定できるわけありません。なぜ、よく知りもしない人類のためにそこまでしてやらんのだとなります。「Dロイス:神格ディエティ
」ならなおさらです。なので、宙くんの懐の広さには私も驚きました。俺らが生き残るためにお前が犠牲になれなんて言う人類、見捨てても良いんだよ…。

そんな彼ですが、地球人と交流を重ねるうちにわずかですが意思が芽生えます。宙君が興味を持ったのはカレーライス。子供らしい〜と微笑ましく思ったのも束の間、彼が好んだのはそこそこ辛口のカレーでした。
それを見た大地が地球でカレーを食おうと約束をするわけですが…、まさか最後に宙君を引き留めるフックがカレーになるとは思ってもいませんでした。犠牲になるかどうかという人間的にシリアスな局面で、地球でカレーが食べたいといえるのが人ならざるもの感があると思います。
僕は自分の考えなどに引っ張られ気味なので、こういうスケールの違いみたいな考えができるのすごいなぁと思います。

データは固定値型のアタッカー。殴れば確実に当たるので安心感があります。
《コンセントレイト》もないのでコスパも抜群!一撃あたりの侵蝕率は驚きの3でした。荒瀬おじさんは侵蝕率マッハでしたが、宙君は涼しい顔をしてました。歳のせいかな…。

そんな宙君のIAガチャのお題アイテムは「マテリアル:肺」。GMが「『マテリアル:心臓』以外なら良いですよ〜」と言った直後に引きました。ギリギリを狙った犯行、犯人は僕です。
この時点で志樹さんがPC②であることは決まっていました。そう、“肺を持つ隕石”という凄まじい設定がついたのです。志樹さん、本当にすみませんでした…。
それはそうとして“肺を持つ隕石”のインパクトを超えることはそうそうないでしょう。それくらい面白かったです。

カレーのために地球に降り立った宙君が、地球の人類との交流の中でどう染まっていくのか…!このセッションでは語られない部分ですが、これからが楽しみです。

感想

一言でまとめるなら、ギャグとシリアスが絶妙なセッションでした。
シナリオそのものは分かりやすい展開で、お互いの関係をどう構築するか、どのようにRPするかは自由度が高いように思いました。行く人や演出によってはシリアスにもなるのかも…?

我々の陣では、比較的ギャグ寄りでしたね。終始笑っていたようにも思います。
荒瀬が「春日プラン」を使用するということで、春日恭二に固定ロイスを結んだのですが、GMの遊び心ある改変で宇宙空間に春日が登場。驚きつつも笑わせていただきました。
公式でも春日恭二は雑に気軽に使われがちなので、一瞬そういうものかと思いました。だって、エネミーデータまでしっかり春日なんですよ? そんな本格的に来るなんて思わないじゃないですか!

クライマックスバトルも戦闘終了条件がなかなか絶妙で、どこまで粘るか頭を使ったりと塗る過ぎない温度感で楽しかったです!
1本目もそうだったのですが、ダブルペンデュラムの戦闘ギミックが「戦う、勝つ、ハイおしまい」って感じではなく、ひと捻りある感じが堪らなくツボ。DX3rdはフレーバー戦闘とも言われがちですが、そこそこに頭を使いながら遊ぶ温度感が個人的には好きです。

2作遊んでみて結構ライトな時間で遊べることもわかったので、今後はいろいろと挑戦していきたいと思います。いつもは進行テンポを考えたりとか、あまり得意ではないということで、とどめ以外に戦闘中の描写はしないのですが、練習や実践もかねて色々RPを挟んでも楽しそうです。早速次回から挑戦してみたいと思います…!

最後に

宇宙を舞台にしたシナリオって初めてだったので、中々に新鮮でした。
UGのワールドパートや“宇宙友愛協会”などで、存在はちらほらと感じていたものの触れたことはなかったので、今回のシナリオで宇宙シナリオってあるんだ…!って思いました。
作者さんも思い切ったことをしたと思います。
ですが、今後「隕石になる」というパワーワードに会うことはないでしょう。…たぶん。

何はともあれ、未知の体験とても楽しかったです!
素敵なシナリオを回してくださった瀬名さん、同卓してくださった志樹さん。
同卓ありがとうございました!

【DX3rd】02/03「a symmetry」【卓感想】

今年初ダブルクロスでした!
去年の11月末に、30名のライターが寄稿したバディシナリオ集「ダブルペンデュラム」のお誘いをいただきまして、今日はその1本目にお邪魔してきました。

通過済みにも関わらず感想が書けていなかった第1弾で、実際に回ったのは2/3だったりします。使用していたノートPCがご臨終を迎えたことにより、すっかり更新が遅くなってしまいました。もはやいつの話だよ!って思われそうですが、自己満足でもまとめておきたいと思います…!

以下、感想になります。
シナリオのネタバレを含みますので、未通過の方はご注意ください。

シナリオ概要

今回通過したのはきゃばりえさん作「A symmetry」。
2PLシナリオということもあり、たっぷりRPしても3時間というライトさも魅力です。それでも、筋はしっかりとダブルクロス。それぞれのフェイズもちゃんと用意されています。

内容もダブルクロスをしっかりと感じさせてくれる王道ものでした。
お金のために働くUGNイリーガルのPC①と、UGNの理念のもとに動くUGNチルドレンのPC②という、相反する思想の凸凹コンビが女子中学生を保護したり、街を騒がす爆弾魔を退治するお話。初めは相反している2人が最終的には同じ方向を向く展開、エモいですね…!人知れず爆弾魔と戦う展開も胸熱です。
GMの瀬名さんが事前にゆったりRPして大丈夫ですよと教えてくれたので、心ゆくまで堪能させていただきました。

また、シナリオの内容から少しそれてしまうのですが、新サプリである「アイテムアーカイブ」(以下IA)も使わせていただけてとても新鮮でした。
ダブルクロス歴も長くなり我々もそろそろビルドに頭を抱えるお年頃。今回は僕もまきさんも、IAからランダムで選んだ“お題アイテム”を使用してビルドを組む縛りプレイを行っております。
詳細は下記にてご紹介していきます!

参加メンバー

GM:瀬名このはさん
今回、初めてGMをしていただきました。
新サプリも導入したフルサプリ環境ということもあって性能がヤバめなPCが揃いましたが、エネミーの戦闘バランスの調整がお上手でしたね!緩すぎず厳しすぎず、絶妙なラインでシナリオはもちろん、戦闘も楽しませていただきました。

また、空気を和ませるのもお上手なGMさんだと思います。
私自身、PC紹介の時など緊張しがちで何を話せば、何から話せば…!となるのは日常茶飯事なのですが、よくリアクションをしてくださるのでとても話しやすかったです。
この辺りはGMさんのプレイスタイルにもよりけりだと思うのですが、個人的にはとてもありがたかったです!

PC①:志筑しづき 一花いちか (PL:とぺ子)
僕のPCです。見た目は女子高生、中身は元実験体の少年!という感じの守銭奴です。
目の前で事故や事件が起きればUGNに営業の架電をし、任務を受ければ隙あらば報酬UPを狙っていくスタイル。
シナリオ上ではオーヴァードに覚醒した少女の保護という任務を受けるのですが、共に動員されるのがUGNチルドレンということで、通常報酬に加えて子守料も要求しました。

キャラクターデータとしては、まきさんPC万谷君の足りないところを全て補いつつ、実用性もしっかりと兼ね備えられることを目標にしました。情報収集や単体攻撃、エンゲージ集約やカバーリングキャンセルもできつつ、コスパもよいので個人的にはなかなか力作。
同エンゲージ不可の範囲アタッカーと以外なら大体どこにでも連れて行けそうです。十分な報酬さえ貰えるのであれば汚れ仕事も引き受けるので、設定面の汎用性もばっちりです。

使用したエンブレムの辻褄合わせや、個人的ポリシーと格闘した結果、なかなか厨二病を極めた背景に仕上がりました。ダブルクロス厨二病の羞恥など捨て去るものです。
「祈りの造花」で《インフィニティウェポン》を使うキャラは過去にやっていたこともあり、どうせなら設定を絡めたいなと思い、独自設定をもりもり。知る人ぞ知るという感じですが、この辺とかこの辺の要素がちらちらしています。
公式のフレーバーを見ると「祈りの造花」は少女の祈りを力に変えるアイテムなのですが、あくまでも中身は少年ということで、部分的に適合みたいな設定にしました。

そして高性能なデータと裏腹に設定に悩まされるエンブレム「神の落とし子ロストチャイルド」。神城グループなんてどう扱えばいいのよといつも頭を抱えてます。今回も頭を抱えました。
それでも、使用する以上は公式の設定はできる限り拾うのが個人的ポリシーのため、無理矢理盛り込みました。脱走って良いですよね、ロマンがあると思います。

天涯孤独ゆえに生きていくためにお金を稼ぐ彼女(?)ですが、万谷君のおかげで今回も稼げたことでしょう。いずれ他のとこでも使えたらいいなと思います!

PC②:万谷よろずや 勇星ゆうせい (PL:まきさん)
まきさんPCの万谷君は少年漫画の主人公さながらの情熱溢れるUGNチルドレン。どこまでもまっすぐで打算的な僕のPCとは対になる存在です。
積極的に前線へ向かおうとする姿勢はまさに模範的。ルールブックに付属の公式シナリオでも語られていますが、自身の役割や存在意義について懐疑的なUGNチルドレンも多い中、万谷君は清々しさすら感じられます。しかし、御しづらいその性格が仇となり、大きな任務には動員されず燻る日々を送っています。

OPで支部長から中学生の保護を命じられた時の落胆ぶりや、街を騒がす爆弾魔との戦闘の際のハツラツとした雰囲気など、喜怒哀楽が豊かなキャラクターで一緒にRPしていてとても楽しかったです!
裏表がないまっすぐな子って良いですよね…。僕のRPに対する返しも秀逸で、楽しく弄らせていただきました。

そんな万谷君のお題アイテムはキュマイラのユニークアイテム「覇王甲」。
決まった瞬間に、これは黄金のカブトムシを肩に乗せるしかないということで、僕も意気揚々と描かせていただきました。まきさんのキャラシの提出速度が爆速なおかげで、作業時間もしっかりいただけてありがたい限りでした。

データとしては、キュマイラパゥワーを最大限に生かした爽快感満載のとんでも火力!!130点環境とは思えない火力でしたね…。これが見たかった。移動エフェクトの代わりに範囲攻撃を取得してもらい、雑魚もろとも殲滅していただきました。

やっぱり、噛み合うビルドって強いですね…。一人で完結するコンボもやりたかったことはほぼやりつくしてしまったので、誰かと共謀して完成するビルドの楽しさに目覚めました。
加えて、性格的に真逆の二人が性能的には相性抜群!みたいなコンビとか大好きなので、そこ含めても本当に良い体験ができました。ありがとうございました!

感想

自分でも驚きですが、プレイしたのはちょうど一か月前。それでもまだまだ全然語れます。それくらい楽しかったです!

個人的に今でも印象に残っているのはクライマックス前シーン。ミドルフェイズで取り逃がした爆弾魔を仕留めに行くか、見逃すかというもの。
志筑的に今回の依頼は“覚醒したオーヴァードの保護”と“万谷勇星のお目付け役”なので、爆弾魔を追う必要は皆無。そのうえ、能力を発現させた美来ちゃんにどちらかは死ぬとまで予言されているのですから、魅力は0です。
けれど、万谷君にしてみれば今後大量の被害者を生む犯人を放置したくないわけで、お互いの主張がぶつかるシーンになります。

志筑一花という人間は金がすべて。忠誠すらも金次第です。そんな彼女が万谷君に取引を持ち掛けます。個人的には有り金全部+貸しかなぁとか漠然と考えていたのですが、万谷君の提示した条件は出世払い。自分の貯金ではたかが知れてるから将来偉くなって返すというものでした。
いやぁ、良い発想ですよね!どちらか死ぬかもと言われてる中で、この条件を提示してくるあたりが痺れます。しかも、有り金じゃ足りないからという辺りから、踏み倒す意図が感じられないのも万谷君のまっすぐさがね…表れているわけですよ。たまらん…!
想定よりもずっと高額報酬が狙えるうえに、こんな強気なBET見せられたら…志筑もそりゃもう乗らざる得ないでしょう!

その後、予言通りに敵の思惑にはまった志筑が命の危機に瀕するわけですが、さすが主人公万谷君。しっかり助けていただきました。
この救出ギミックも素晴らしく、戦闘以外にスリリングが楽しめるのも魅力だと思います!今回は助けられる側ということで、ニマニマしながら楽しく拝見していました。

最後に

ダブルクロスは長く遊んでいるものの、バディシナリオの経験は指折り数える程度にしかなかったので、今回は本当に楽しませていただきました。
ボーイミーツガールな王道ストーリー。そして、ヒロインにバケモノと言われる展開まで、ダブルクロスの醍醐味という要素が盛りだくさんで初心に帰ったような気持ちになりました。

必須は基本ルールブックのみということなので、とりあえず公式シナリオ1本目の「Crumble Days」を回った後の次のシナリオに良いかと思います。その後に「World End Juvenile」を回ることで、UGNチルドレンの両面を体感できるかと。布教の際にはぜひ試してみたいと思います。
素敵なシナリオを回してくださった瀬名さん、同卓してくださったまきさん。
同卓ありがとうございました!

【新CoC】01/13「凍てつく使命」【卓感想】

今年一発目の卓初め。
1年と2ヶ月ぶりに新クトゥルフ神話TRPG(以下、新CoC)をやりました。
一度遊んでから次に遊ぶまでのスパンを開けがちで、毎回ルールがうろ覚えの新CoC。
KPのまきさんに介護ルール解説をしてもらいながらも通過してきました。

以下、感想になります。
シナリオのネタバレを含みますので、未通過の方はご注意ください。

シナリオ概要

今回通過したのはこちら。

クトゥルフ神話TRPG
「凍てつく使命」作:まき

探索者が共通の友人の家に集まり、ボードゲームを楽しく遊ぶところから物語は始まる。その翌月、奇妙なアーティファクトによって、友人と探索者の身に恐るべき呪いが降りかかる。探索者は生き延びるために調査をし、危険を承知でこの福根を断たねばならない。

(トレーラー画像より引用)

今回はまきさんの自作シナリオを回していただきました!
シナコンに応募したシナリオとのことでしたが、規定20,000文字のところ11,526文字と約半分。プレイ時間はざっくり3時間くらいで、CoCでは比較的ライトな部類に入るのではないかと思います。
しかし、流石はまきさんのシナリオ。
短い時間でも日常から徐々に神話的事象に巻き込まれていくという、クラシックなCoCを存分に堪能できます。相変わらず物語の筋や情報収集での誘導は素晴らしく、想定を外れても対応できる点も含めて本当に尊敬しかないです。そのうえ、クライマックスのスケールも申し分なし。ロスト覚悟の駆け引きもあり、ちゃんとヒヤヒヤできるのも個人的には好印象でした。
やはり、阿鼻叫喚しながら楽しむクトゥルフはたまりません。
公式シナリオのようなシナリオがお好きな方には、ぜひおすすめしたい一本です。

参加メンバー

KP:まきさん
いつも大変お世話になっている御人。
僕のTRPG仲間の中では一番遊んでもらっていると思います。
今回も新年早々、ありがとうございました!
今年もよろしくお願いします…!

まきさんの魅力は沢山あるのですが、即座に思いつくのは機転の良さや公正なマスタリング、そしてシステムの魅力を存分に活かしたシナリオ。
今回もフルに楽しませていただきました。
毎度思うのですが、ご本人に回していただけるのって本当に光栄でして!!
私が未通過のまきさんオリシはまだまだあると嬉しい話を耳にしたので、これから少しずつ通過させていただけたらと思います。

それはさておき、今回のシナリオでは困惑させることだらけだったかと思います。
過去にも何度か回したそうですが、今回初めてという言葉を何度も耳にしました。
おそらく他PCの家の屋根を吹き飛ばすのは、先にも後にも僕だけだと思います。
もし、ほかに新たな屋根と飛ばす人がいたらぜひ教えていただきたいです。

PC:有栖川ありすがわ 聖夜のえる (PL:あまねさん)
あまねさんの新規探索者の聖夜くん。今回の生還者です。
ゲーム会社の社長令息ということで、大抵のものは持っているだろうと骨董品やら儀式に使用する品を全て調達させられ、果ては家を儀式の場所にされたりと散々な目に遭いました。
言い出しっぺは大体、僕のPCである夏越麗なので、ごめんと言う気持ちでいっぱいです。
それはそうとして、僕は苦労人好きなのでとても楽しくいじらせていただきました。
反省はしていますが、後悔はしていません。

今回印象深かったのは、あまねさんもとい聖夜くんの直感が冴え渡ったときのことです。
彼の部屋で儀式を行う流れで、部屋の階層を決める際に3階(最上階)を選択。この判断のおかげで屋根が吹き飛ばされても、無関係の被害者を産むことはありませんでした。
これまでの卓でもあまねさんの直感にお世話になったことは多々あり、割と的確な印象があります。ぜひ私にも欲しいスキルのひとつです。

あとは、麗がロストした後の対応が本当に優しかったです。
家族への連絡や飼育していたペットの世話の引き継ぎ、そして麗の形見である6ペンスコインを大事にしてくれたりと、友達として想ってくれているのがひしひしと伝わりました。
キャラ作成時の余談で、あまねさんから聖夜くんは友人関係は広く浅くの軽薄な感じと聞いていたので、そこまで想ってくれているのは素直に嬉しかったです。
最後の屋根が吹き飛び、独りになった部屋で空を仰ぐ様はなんとも…。(合掌)
傷を抱えて成長していく子がかなり好きなので、彼の今後がとても楽しみです。
ぜひまた同卓したいですね…!

PC:夏越なごし うらら(PL:とぺ子)
僕のPCであり、都内の家政婦事務所に勤める家政婦の女性です。
探索・戦闘・他言語(英語)とマルチに活躍できる子ですが、性格は非常にマイペース。
抑揚の少ないトーンで他人をいじったりボケをかましたりします。
今回も探索・戦闘パートではそこそこ活躍できたかな?と思っています。
しかし、問題はクライマックスでした。
屋根も吹き飛ばされる強風の中、飛ばされないよう周りのものにしがみつくSTR判定。
成功率は40%。
幸運を60消費して堅実に行くか、プッシュ成功を狙うかという局面でした。

(▼以下、言い訳タイム) 流石の僕も5%とか10%とか25%の初期値だったら賭けません。
でも、40%なら…ほら、行ける気がして来ませんか…?
ロマンチストとぺ子は、さほど分の悪くない運命をかけたダイスに弱いです。
神格クラスのSANチェックやDX3rdのバックトラック、ソシャゲガチャの最後10連を回す時のような、Enterを押す手が震えるひりついたドキドキ感、何度やってもたまりません。
その度に絶望するまでがオチなのですが、幾度となく散々な目にあってももう一度と思ってしまうのはもはや魔力です。
今回もね…ダメだとわかっててもやりたくなっちゃったんですよ…。
反省はしていますが、後悔はしていません(2回目)
(言い訳タイム終わり)

結果は惨敗でした。
まあ、そんなこともあるよね…と思いつつ、私以上にあまねさんPCの聖夜くんが傷心しているのを見て胸が痛みました。
このシナリオの救いはロストした探索者が行方不明ということ。
そう、夏越が死んだのか運良くどこかで存命しているのか、それは誰にもわかりません。
シュレディンガーの夏越の完成です。
ぽっくり亡くなっているのもよし。どこかでゆるゆる生活していてもよし。
どちらも夏越らしいなと思います。

残念な結果には終わりましたが、スリルを存分に味わえて本当に楽しかったです!
ありがとうございました!

感想

個人的にシナリオの印象深かったポイント。
まずはシナリオの導入ですね。
友人であるNPCの堤くん宅で集まり、雑談をしながらボードゲームをします。
それも実際に。(ここがポイント)
今回はボードゲームアリーナの「マラケシュ」をやりました。なかなかシンプルなルールなうえ、1プレイがさっくり遊べる手頃さが魅力です。
私もあまねさんも初プレイで、シナリオ中に堤くんがルール解説までしてくれました。もちろんRPは続きますし、シナリオ上の情報も出ます。
普通に混乱して聞き返すこともありましたが、リアリティは満載で楽しかったです!
ボードゲームしながら茶番RPというのは新鮮でしたが、1ゲーム単位でRPが区切れると考えると冗長になることもないので画期的だと思いました。
卓中にボードゲームができる展開がまず限られますが、これを参考にタイムキーパリングの方法を考えてみるのも良さそうです。

次に事件の発端になった堤くん周りについて。
私のリアルINTが死んでいて気が付かなかったのですが、彼の家の伏線がすごすぎまして…。
儀式に必要なものを含め、シナリオ中に必要なものは大体何でも揃います。ドンキかな?
それも、ちゃんと描写の中でね…後の展開で使えそうなものは伝えられてるんですよ…。
謎解き好きとかこういうの好きだと思います。
今回はポンコツやらかしましたが、僕も大好きです。

あとは最後の屋根が吹き飛ぶ展開、個人的にはめちゃくちゃツボでした!
まきさん曰く、これがやりたかったとのこと。
この展開が浮かぶの、中々とんでもないと思います(褒め言葉)。どんな発想したら浮かぶのか、ぜひ聞きたいところです。
個人的ツボはこれだけにとどまりません。
屋根が吹き飛ぶってそうそうないと思うのですが、夏越もとい僕の提案のせいでPCである聖夜くん宅の屋根を吹き飛ばすというね…。
想定では儀式は外、もしくは堤くんの家でやるそうです。
そんなことある?という驚きやら衝撃やらで大爆笑でした。
後にも先にも他PCの家の屋根を飛ばすことはないと思います。
むしろ、今後は飛ばさないように気をつけたいと思います。

何度もお伝えしてると思いますが、把握しやすい情報量に満足感のあるボリュームでとても遊びやすいシナリオでした。
素敵なシナリオをありがとうございました!

最後に

最近はもっぱらDX3rdで遊ぶことが多かったのですが、久しぶりにクトゥルフで遊ぶと楽しいですね!流行のエモシをそこまで通過していないというのもあると思うのですが、やはりクラシックスタイルはたまりません。
次のまきさんシナリオに参加するうえで、残るはSAN値26の探索者のみ…。
そんなことをぼやいたら、あまねさんに怒られました。
新規探索者か、旧クトゥルフからコンバートするか、まだ決めかねています。
それでも、次のシナリオが今から楽しみです。
素敵なオリシを回してくださったまきさん、同卓してくださったあまねさん。
同卓ありがとうございました!

Ventangle チャットパレット出力シートの使い方

はじめに

偉大なる先人のキャラクターシートテンプレートをお借りしています!!
下記リンクは、とぺ子が身内用に改良したものになります。
動作不良やトラブルがあっても元のテンプレート製作者様には一切の関係がありません。
また、このシステムの内容はこのページに記載していることがすべてであり、チャットパレット出力以外にデータが使用されることはございません。
ですが、万が一にも何かが起きた際に責任を負いきれませんので、ご使用は自己責任でお願いいたします。

※2022/09/16追記
身内用で作ったつもりが色んな方に使用していただいているようで感謝です!
久しぶりに確認したところ、原本がなくなっていたりといろいろあったので更新しました。
下の手順通りで使えるかと思いますが、使えなかった場合やわからない場合はコメントなどで教えていただけると幸いです。
また、使用の際に元を改変してしまったり、改変を発見した際は修正しますのでご連絡をお願いします。
よきVentangleライフを!

用意するもの

キャラクターシートスプレッドシートURL

大まかな流れ

  1. BOTの動作に対するアカウント承認
    スプレッドシートからシートを選択する機能
    ・コピー範囲選択機能
    ・リロード機能
    上記3点をBOTで行っています。

  2. このシートから、キャラクターシートスプレッドシートへのアクセス承認

  3. ココフォリアへのコピペ

手順

1. スプレッドシート「Ventangle_とぺVer」を開く
docs.google.com
上記のリンクを押してスプレッドシートを開きます。

2. 「チャットパレット」シートを開く

スプレッドシート下部のシート一覧からチャットパレットを選択します。

3. キャラクターシートのURLを貼り付ける
(外部)スプレッドシートURLの欄にキャラクターシートのURLを貼り付け、
"シート 読み込み"ボタンを押す。

4. アカウントを承認する

承認が必要というウィンドウが表示されるので、続行を押して承認を進めます。

5. アカウントを選択する

キャラクターシートを作成したアカウントを選択します。

6. 警告を承認する

「このアプリはGoogleで確認されていません」と表示が出るので、詳細を押します。


このシステムでプライベートの情報は使用することはありません。
「(安全ではないページ)に移動」のリンクを踏んで、承認作業を続行します。


アクセスのリクエストを許可します。

7. シートを選ぶ

参照シートの「▼」を押してプルダウンメニューを開きます。


チャットパレットを作成するシートを選びます。

8. シートへのアクセスを許可する

初めて使用するURLの場合、シートへのアクセスを承認する必要があります。
(#REF! は参照エラーです)


「#REF!」 をクリックして、「アクセスを許可」をクリックします。

9. テキストをコピーする

手順8まで終えると、チャットパレット用に編集されたデータが出力されます。
初めにプロフィール欄の右上の「コピー用 選択範囲を作成」ボタンを押して、テキストの入っている範囲を選択します。


選択範囲が作成されたら、「Ctrl キー + C キー」を押してコピーします。


コピーしたものを、ココフォリアのキャラクターコマのキャラクターメモに貼り付けます。


同様に、チャットパレット欄も右上の「コピー用 選択範囲を作成」ボタンを押して範囲を選択し、コピーします。


コピーしたものをココフォリアのキャラクターコマのチャットパレットに貼り付けます。

セットアップは以上になります。
初回の承認作業が終われば、以降はシートを選択すれば出力できるようになります。
キャラクターシートのURLが変わる場合は手順8を挟む必要があります)

質問があれば、とぺ子までお願いします。